毎週楽しみにしている、毎日新聞の「日曜クラブ」、日本医大特任教授・心療内科医の海原純子さんの「新、心のサプリ」・2016年2月14日(日)のテーマは『男はつらい?女はつらい?』
≪最近「男はなぜこんなに苦しいのか」を出版される≫
子育て後の空の巣症候群は女性がぶつかる心の壁だが、定年、リストラ、賃金カットは男性がぶつかる心の壁であり、それに加えて「一家を支えなければ」という生活の問題もからむからである。
存在価値とアイデンティティーに加え、生活と云う問題が加わった困難さを支援するには、心療内科医や精神科医だけでは不十分だ。家族、友人、様々なつながり、相談できる場。今、男性たちの多くがおかれている厳しい状況に対する理解と、一緒に乗りきっていこうとする温かさがないと、社会は殺伐とした足の引っ張りあいの場になってしまう。そんな思いを込めて書いていた本である。と記載されている。
■ 先日、八重洲口のブックセンターに行った際に、購入すべきでした。ブックセンターの手前でテレビ東京です!「今の経済状況についてご意見を?」と言われインタビューを受けたので、心の問題の書籍でなく、経済の本を探してしまった。しまった!
Cf.
◆ 作家 佐藤 愛子氏の言葉

・・・・
と、二日ほどしてまた、チリンチリン。
「えー、××証券の△△ですが」」
朗らかな第一声。
「この間も申し上げたように」も「私にはそんなおカネありませんよ」も通用しない白熱戦が展開される。
なぜ、そんな電話に怒りながら返事しているの、さっさと切ってしまえばいいのに、と家の者はいうが、この攻防戦の繰り返しのうちに、私はだんだん、
「男って大変だなァ」という同情、感心、そうして痛ましさを感じ始めて、そしていつか、割サイなるものを、わけもよく聞かずに買っている。・・・・儲けを企んで買うのではない。彼の奮闘をたたえ、妻子を抱えての男の人生の辛さをおもいやり、「武士は相見互い」という心境になってしまうのだ。私は女であって、武士でないのに、なぜ、突然、そこで武士になるのか、私自身にもわからない。
下記を是非ご購入ください!面白いですよ!ためになりますよ!
佐藤愛子 男の学校 集英社文庫より
Cf.
◆ 歌手&画家 八代亜紀氏の言葉
「当初は女の情念を中心として歌っていたでしょ。そのせいか、『男の人ってなんて非道いんだ!』と憤慨していました(笑)。
で、『男も哀しいのね』と共鳴するようになっいたのは『舟唄』から。理由は定かではないものの、愛していながら別れなければならなかった無念が伝わってくる。
レコーディングでは、譜面の端っこの空白に思いついた絵をサッと描くのだけど、
『舟唄』の時は男の背中でした。
そして、スタジオでイントロが流れて来たら、はっきりと映像が頭の中に浮かびましたね」
★ 八代亜紀氏は、絵画では、画家の登竜門とも言われる世界最古美術展、フランスの7「ル・サロン」で5年連続入選を果たし、永久会員となる。
てんとう虫 3 (2016 March) 丸目 蔵人氏のインタビュー記事より
Cf.
◆ 陶淵明の言
吾、五斗米の為に、
豈に膝を折りて郷里の小児に事えんや:
(安い給料のために、
田舎者にペコペコできるかい)
大方のサラリーマンが、心中に何回か思い、
呟く言葉である。
そして、思い直し、胸を抑える。
生活の為に、妻子の為に、
じっと我慢の子になろう…と。
中国・名言の知恵 寺尾善雄著 三笠書房より